今回は子宮蓄膿症によって子宮の一部が破れていた症例を紹介します。
今朝からぐったりしているということで来院しました。
超音波検査で子宮に膿らしきものが溜まっていました。
一般的には子宮蓄膿症の場合、子宮の中にもっと液体が溜まっていますがこの症例は
そこまで多く液体が溜まっている状態ではありませんでした。
子宮蓄膿症の場合、内科治療より外科治療が推奨されますので手術を実施しました。
次の日から元気が良く、ドレーンからもほとんど排液は認められなかったためドレーンを2日程度で抜いて退院としました。
今回の症例は後1日来院するのが遅かったら、膿がお腹の中にばら撒かれて命に関わっていた可能性は十分ありました。
子宮蓄膿症は珍しい病気ではなく、命に関わる病気です。
できれば若い時に避妊を実施することをお勧めします。
調子が悪い、病気が治らないなどお困りのことがありましたら是非一度ご相談ください。