脂肪腫(犬)

今回は良性腫瘍の脂肪腫を切除したわんちゃんを紹介します。

場所はお腹、右ひじ、右の首でした。

どの場所も1〜4年前からありましたが、徐々に大きくなってきて切除したいということで

手術を行いました。

経過と術前の検査で脂肪腫が強く疑われましたので、皮膚などは取らずに核出術で切除しました。

*赤枠が脂肪腫です。大きさは7cmほどありました。
*皮膚は取らずに、皮膚を切開して腫瘍だけ露出させています。
 腫瘍は膜に包まれていますので、慎重にはがしながら切除します。

 
*切除した後です。皮膚は切除していないので皮膚がくっつかない心配はありません。
*首と右肘の出来物をとった後の写真です。
 首の出来物は奥深くにあり、さらに10cmぐらいありました。
 首の太い血管も巻き込んでいたので慎重に切除しました。

病理検査の結果は全て脂肪腫(良性)と診断されました。

術後も大きな合併症はありませんでした。

今回の症例は年齢も13歳になり、病変も大きくなってきておりもっと高齢になってからだと

手術のリスクも心配ということで飼い主さんが手術を希望されました。

基本的には良性腫瘍ですので、よほど生活の質を下げるような大きさや場所でない限り

手術することはありませんが、飼い主さんと相談し希望であれば実施することもあります。

何か今お困りのことがあれば、当院に相談していただければと思います。